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オープンデータからの知見(14)岸和田市 学校区編

データを活用するためのソフトウェアの発展と、データを処理するハードウェアの低価格化が、より大量のデータ分析やより高度な可視化を可能にしています。組織においてはデータからいかに知見を得て活用するかということが課題になっているのではないでしょうか。当社でもビジネスインテリジェンスソリューションとして、いかにしてお客様が持つデータを有用な知見に変えるかということに日々取り組んでおります。本コラムでは誰もが利用できるオープンデータの可視化から、どのような知見が得られるかを試していきたいと思います。

さて、当社ではいろいろなセキュリティソリューションも提供しています。先日は岸和田市教育委員会様に導入した暗号化ソリューションについてプレスリリースさせていただきました。

プレスリリース:「ジャパンシステム、岸和田市教育委員会にて暗号化システムを導入 ~使いやすい自動暗号化システムで教職員の負担を軽減し、 情報セキュリティを強化~」
導入事例:「岸和田市教育委員会 様」

そこで今回は岸和田市教育委員会に関わる公開データからなにか新しい発見や知見が得られるかにチャレンジしたいと思います。

岸和田市の5歳階級の人口構成は以下です(データ出典:estat 2015年国勢調査)。これは本コラム第6回目の東京都江東区 機械学習編にて10種類に分類した人口構成パターンの中で大都市周辺の郊外地域に分類されます。(40歳台が多い人口構成パターン)
kishiwadaPopulationPyramid.png

さて、教育委員会の仕事は多岐にわたります。学校、幼稚園の施設管理ならびに学校の通学区の最適化から教職員の人事や厚生。生徒、教職員の健康管理に毎日の給食とまだまだあるのですが目が回ってしまいますね。岸和田市は5〜14歳(上図の色の濃い部分)の人口が約19,000人ですから小中学生はそのうちの6〜14歳で乱暴に計算すると毎日約17,000人分の給食を実施しているんですね。

子育て世代の親御さんにはありがたい給食ですが、中学校給食を実施してない自治体もまだまだあるそうです。岸和田市ホームページによりますと岸和田市の中学校給食は2010年9月に開始されました。中学校給食を開始するにあたり市議会はPFI方式による共同調理・運営を採決したそうです。民間のノウハウを公共サービスに取り込もうとする意欲的な政策決定ですね。

一口メモ
PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという考え方です。

そこで岸和田市の中学校に関するデータを可視化してみたいと思います。まずは各中学校の通学区の人口構成の概略を見て見ましょう。岸和田市の通学区の情報は岸和田市教育委員会のWEBサイトの小・中学校通学区本来校一覧表(平成29年1月19日版)を参考にしました。

各中学校の通学区の5歳階級人口構成は以下でした。
schoolAreaPyramidAll.png

学区によって人口の多い少ない、また、いろいろな人口構成パターンがあることはわかるのですが、ちょっとピンとこないですよね。そこでGoogle社が提供している航空写真を使って、人口の多い少ないや人口構成パターンと街並みを見比べてみましょう。

kishiwadaSchoolDistrict.gif

岸和田といえば有名な「だんじり祭り」を思い浮かべると思うのですが、岸和田市となると沿岸部から緑豊かな山間部までをカバーする大きな地域ですね。航空写真で見ると住宅の密集度合いや緑の多いところががよくわかります。

独立行政法人統計センターが運営するe-Statサイトには地域メッシュ統計と呼ばれるデータが公開されています。日本の国土を緯度経度を等間隔で区切った4角形ごとの各種データです。一番細かい250メートルメッシュを用いて2015年の国勢調査14歳以下の人口と中学校、学区の位置を可視化してみます。

kishiwadaUnder14Population.gif

地域メッシュ統計には1995年からの国勢調査5回分や経済センサスといったデータが公開されています、さすが国営オープンデータものすごいデータ量です。航空写真を公開しているGoogle社はクリック一つで世界中のいたるところをあらゆる高度、あらゆる角度から見せてくれます。Google社の規模と画像処理技術にはビックリさせられますよね。

さて、話を教育委員会に戻しますと岸和田市には小学校が24校、中学校は11校あり、この春には2000人近くが小・中学校にそれぞれ入学したんですね。教育委員会のみなさんは新入学されるご家庭への就学連絡から入学式までが一通り終わってほっとしているのではないでしょうか

今回は岸和田市教育委員会に関わる公開データの中のいくつかを可視化してみました。 なにか新しい発見はありましたでしょうか?

本文書記載の図は出典元WEBサイトで公開されているデータをジャパンシステム株式会社が編集加工したものです。

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