セキュア無線LAN Aruba

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ソリューション概要

    

無線LANをご検討なら セキュア無線LANなら“HPE Aruba Networking”

無線LANの導入検討でお悩みの法人様におすすめなのがセキュリティに強いHPE Aruba Networkingです。

今、多くの法人・団体様では無線LANが重要なオフィスのインフラとなっています。テレワーク等のリモートワークが定着していく中、オフィスでの就業スタイルも大きな変化が訪れています。一層のフリーアドレス化やWebミーティングの定着等によって高速で安定したセキュア無線LANの需要が高まっています。

無線LANでよくいただくお悩みの声

① 無線LANは遅い、つながりにくいのイメージと聞くけど・・・

  • 導入済みの無線LANは、遅くて不安定なところがある。
  • 全員でWebミーティングしても大丈夫ですか?

② 無線LANはセキュリティが心配・・・

  • 不正アクセスの温床になってしまうのではないか。
  • パスワード漏洩が心配。

③ 初期投資や運用コストがかさみそう・・・

  • 初期費用が安くても、追加費用がかさむのは困る。
  • なるべく予算は抑えたいが、使い勝手は良くしたい。

④ どの製品を選べばよいかわからない。

  • Wi-Fiを設置したいが、なにから始めたらよいかわからない。
  • 自社環境に適した無線LANを選びたい。


Aruba

そんなお悩みをArubaが解決!

弊社では今までの経験をもとに最適な無線LAN環境をご提案いたします。

ご提案① ネットワーク通信量増加に対応する高速無線LAN(Wi-Fi 7/6E)

  • 高速無線LAN( Wi-Fi 7/6E )でWebミーティングも快適
  • 電波干渉を避けて安定した無線LAN環境を確保
  • 快適なローミング制御

ご提案② ビジネス用途に耐えるセキュリティ対策

  • 総務省「地方公共団体における情報セキュリティに関するガイドライン(令和7年 3月改訂)」に準拠
  • 電子証明書による強固なパスワードレス認証システム
  • ゼロトラストを支えるロールベースアクセス制御(RBAC)による強力なアクセス制御

ご提案③ 仮想化とクラウド利用で初期投資・運用コストを削減

  • 初期投資が抑制できる仮想コントローラによる無線LAN(Wi-Fi)
  • 運用コストを抑制できるクラウド管理ツール(Aruba Central)

ご提案④ 貴社環境に最適な無線LAN環境をご提案

  • 屋内・屋外、オフィスの人数、Wi-Fi用途など、貴社のご要望に合わせたご提案をいたします。

課題解決1. 無線LANの課題 混雑に強い新世代 Wi-Fi7無線LAN

オフィスでのビジネススタイルが変化し、無線LAN環境にも新しい課題ができました。

 

課題1 一斉にWebミーティングを使うと通信速度が遅くなる。(通信帯域)
解決1 混雑した環境に強いWi-Fi 7の導入を検討する。

【原因】
TeamsやZoomなどのWebミーティングが一般的になり、通信量が急増し、旧規格の無線LANでは帯域不足になっているため。
【解決策】
最新の無線LAN規格(Wi-Fi 7/6E)のAruba 無線LANシリーズで、お客様のオフィス状況に最適な高速無線LAN環境を設計・実装します。

『会社に無線LANがあるけど、人が増える時間帯はWi-Fiが遅い。』、『Web会議が途切れる、画面が固まる』こんな悩みがあるのなら、それはお使いのWi-Fi性能の限界かもしれません。
最新規格のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)は最大通信速度46Gbpsで帯域幅も広がり、混雑する環境でも安定して使えることを前提に設計された新世代の無線LANです。

新世代の無線LAN
またWi-Fi 5では、複数の端末が同時に通信すると電波の順番待ちが発生し、体感速度が低下することもありました。Wi-Fi 7は、同時通信を効率よくさばく技術(OFDMA・MU-MIMOの進化)や6GHz帯の活用により、利用者が増えても速度が落ちにくい仕様になっています。これにより、Web会議・クラウド利用・業務アプリケーションが 止まりにくいWi-Fi環境となります。
弊社ではお客様オフィスの状況に合わせたアクセスポイントの設計・配置を行うと共に、Aruba 無線LANシリーズを用いて最新の無線LAN規格(Wi-Fi 7/6E)を実装し、快適な無線LAN環境を提供します。

 

課題2 この部屋で無線LANがよく途切れる。(電波干渉の問題)
解決2 電波干渉を自動調整

【原因】
他の電波発生源や無許可の無線機器、オフィス外から来る外来波などで、無線LAN電波が干渉している。
【解決策】
Arubaの自動電波調整(ARM)機能で干渉電波を自動的に回避

Arubaの自動電波調整(ARM)機能 『特定の場所で無線LANがよく切れる。』もしかしたら電波干渉が起きているのかも。
無線LANと干渉する電波は、不正に設置された無線APや機械設備があり、中には外来波による電波干渉もあります。電波干渉が発生すると無線LANは不安定になってしまいます。

ARM機能では無線APがオフィスの電波環境を確認し、最適なチャネルを自動で選択して無線LANサービスをするため、新たに発生する電波発生源にも対処でき、安定した無線LAN環境が提供されます。

またWi-Fi 6Eからは新しい周波数帯(6GHz帯)が解禁されています。無線LAN以外の電波発生源が少ない6GHz帯に切り替えることで、電波干渉がより高速で安定した通信環境が期待されます。

 

課題3 会議室で私のPCだけ無線LANが遅い。(端末移動時のローミング問題)
解決3 Aruba APのClientMatch機能が最適なAPへ再接続

【原因】
離れた場所の無線LANにつながったままになってしまうこと(スティッキング端末)により通信速度の低下や通信断が発生しています。
【解決策】
Aruba APのClientMatch機能により、ローミングをスムーズに行えるようになり、作業場所に最適な無線APに自動的に切換えることができます。

Aruba APのClientMatch機能 『自分のPCだけネットワークが遅くて会議に集中できなかった。』もしかしたらスティッキング端末が発生しているのかもしれません。
スティッキング端末の状態になると、会議室に移動しても自席近くの無線APにつながったままとなり、無線APとの距離が離れる分、通信速度の低下や通信断が発生したりします。ユーザーはリモート会議等の画像や音声が途切れる等の影響を受けることがあります。
Aruba APのClientMatch機能は、複数設置された同じAPグループ内でより強くクライアントからの通信を受信できるAPに自動的につなぎ直すよう補助する機能を提供します。

課題解決2. セキュリティ対策法人向け無線LAN環境のセキュリティ対策

無線LAN環境は、正しく設定されていない無線LAN環境は、さまざまなリスクにさらされます。特に4大リスクと言われているのが、「侵入」、「盗聴」、「タダ乗り」と「偽アクセスポイント」です。
『市販の無線LAN機器を簡単な共有パスワードで設定・運用している。』、『802.11n以前の通信環境』などは、セキュリティリスクが大きく、脆弱性の顕在化や、進化するさまざまな攻撃を許してしまう可能性があります。法人用途に見合うセキュリティ強度を持った無線LAN環境の設計・実装・運用が求められます。

無線LANに関わる主要な脅威
侵入 有線ネットワークと異なり、電波の届く範囲であれば平易なパスワードを破り、不正侵入を許してしまうリスクがあります。
盗聴 セキュリティ強度の低い暗号を使った無線LANでは、電波を傍受され、通信内容を不正に読み取られる可能性があります。
タダ乗り(なりすまし) パスワードの漏洩などにより、意図しない第三者に「なりすまし」を許し、無線LANへの侵入を許してしまいます。場合によっては犯罪行為に利用されるリスクも発生します。
偽アクセスポイント 本物そっくりのSSIDを発信し、利用者に誤って接続させ、パスワードや重要なデータを盗み取る手口のサイバー攻撃です。

攻撃者は無線LANから社内ネットワークに侵入し、会社内のさまざまな重要データを盗み取ろうとします。
【質問】どんな対策がおすすめですか?

● 公的機関から参考となるガイドラインが出ています。

セキュリティの基本は『身元を特定できない人には許可しない。』です。無線LAN環境も『ユーザーと端末を特定する』の仕組みを導入することで、安心・安全に利用することができます。
無線LANのセキュリティ対策については、総務省からいくつかのガイドラインが提示されています。よく参照されるものに、以下の2つのガイドラインがあります。

【参考】
地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(令和7年3月版)
総務省ガイドライン「企業等が安心して無線LANを導入・運用するために」

どちらも電子証明書によるユーザー認証(TLS認証)が推奨されています。特に無線LAN利用時の認証では、認証サーバを用いて端末・ユーザーの認証を行う」ことが強調されています。

● 『証明書認証』でパスワード・レス運用

電子証明書によるユーザー認証(TLS認証)は、偽造することのできない強力なソリューションです。Active Directoryなどのユーザー管理と連携した電子証明書認証と802.1x認証を無線LANに利用することで、強力な正規利用者の認証ソリューションとなります。 さらにパスワード・レスの運用となるため、そもそもパスワードの外部漏洩や不正アクセスポイントへの誘導といったリスクを排除する事ができます。

● MACアドレス認証は補助的に使う。

MACアドレス認証にはスプーフィング(偽装)のリスクがあります。しかし実際には、MACアドレスの偽装には、無線LANの電波をスニッフィング(不正傍受)することが必要です。リスクがある以上、メインの認証システムとするのは問題がありますが、認証の多層化を図る上では、端末を特定するのに有効な選択肢のひとつだと考えられます。証明書方式のユーザー認証に併せて、MACアドレス認証は補助的な認証方式として組合せるとより強固な認証方式として利用することができます。

● ゼロトラストのマイクロセグメンテーションとRBACを採用する。

認証されたユーザーに対して、利用できるネットワークの範囲を細かく設定するマイクロセグメンテーションの考え方が、セキュリティ向上には有効です。この考え方は、ランサムウェアなどのラテラルムーブメント対策としても大きな効果があります。

またユーザーの役割に応じたアクセス制御はRBAC(Role Based Access Control)と呼ばれ、Aruba ClearPass Policy Managerによって実装できます。これらの組み合わせで各ユーザーの役割や属性に応じたアクセス制御が実現でき、ゼロトラスト『最小限の権限』の考え方に合致させることができます。

【ClearPassによるRBAC】
ClearPassによるRBAC

具体的にClearPassによるRBACにより、以下のような運用が可能です。

  • 自社職員のBYODは認めず、会社支給PCからのみネットワーク接続可能とする。
  • 製造部のエンジニアだけが、設計図書を扱うサーバのネットワークセグメントへ接続許可される。
  • 営業部職員に対して、YouTubeは許可するが、X(旧Twitter)の利用は禁止する。
  • 認証なく無線LAN接続しようとするクライアントを排除する。

課題解決3. 初期投資と運用コスト 仮想化とクラウドによる初期・運用コストの削減

● 仮想コントローラで初期投資を抑制

Aruba無線LANは、無線APを束ねるコントローラを仮想化しているため専用機器が不要となり、最大128台の無線AP(約100台以下が推奨)を管理できます。 初期投資コストと、保守費用など運用コストが低減できます。
もし無線APが100台を超えるような大規模環境になった場合でも、専用コントローラを用いることによって、環境をアップグレードすることができます。

● 障害に強い仮想コントローラ

Aruba無線LANの仮想コントローラ(Virtual Controller)は、グループ化された複数の無線APのうち、どれか1台で稼働します。万が一、仮想コントローラが稼働するAPに障害があったとしても、コントローラは別の無線APに移動して、全体のサービスを継続させます。無線LAN環境全体の耐障害性向上に必要だった専用コントローラの冗長化も必要なく、高可用性を提供します。

● 無線LANクラウド管理アプリケーション(Aruba Central)

Aruba Centralは複数のサイトに点在するAruba無線LAN環境を効率良く管理する統合管理ツールで、HPE社が提供するHPE GreenLakeプラットフォームに統合されたクラウドアプリケーションです。
Aruba Centralは仮想コントローラによる無線LAN制御を無線AP上に残し、無線LANの設定・管理機能を提供するアーキテクチャを持っています。そのため無線APの設置場所を意識した柔軟な自動調整機能が利用でき、運用負荷を抑えられます。またクラウド上に問題が発生した場合でも、無線LAN環境全体に影響することはありません。

課題解決4. 弊社のご提案ジャパンシステムのセキュア無線LAN

弊社は認証基盤の構築から無線LAN環境の設置工事、運用まで、一貫でご提供いたします。

● HPE Aruba製品を用いた高速無線LAN

  • Wi-Fi 7/6E対応のAruba APシリーズを使った最新の無線LAN環境を構築します。
  • 仮想無線LANコントローラで初期投資費用を抑制し、ミニマムスタートを実現します。

● ビジネス向け高セキュリティ無線LAN環境

  • ビジネス用途に耐えうる電子証明書認証の高セキュリティ認証を実現。
  • Aruba ClearPassやActive Directoryを使った認証基盤でユーザーを識別し、ゼロトラスト・アーキテクチャに沿った認証環境を構築します。

● 無線LAN環境のクラウド管理

  • クラウド管理ツール(Aruba Central)で貴社無線LAN全体の管理環境を構築します。

● ジャパンシステムの無線LAN導入サービスの流れ

    Step.0:まずはご相談ください。

    • 貴社に最適な無線LANについて、何から始めてよいかをご一緒に考えてまいります。

    Step.1:要件、現状確認

    • 導入される無線LANの利用場所、用途、セキュリティ条件など、お客様のご要件に 合わせたプランをご提案いたします。
    • 無線LAN機器を設置するお客様施設の状況により現地調査を行う場合があります。

    Step.2:無線LAN設計

    • お客様のご要件に合わせ、無線LAN環境を設計いたします。
    • 設計内容に合わせ機器の事前設定を行い、お客様に納品いたします。

    Step.3:環境構築・通信試験

    • 弊社内で事前設定した無線LAN機器をお客様施設に設置していきます。
    • 加えてネットワーク疎通確認試験、電波強度測定(オプション)を行います。

無線LAN導入サービスの流れ

取扱製品

日本ヒューレット・パッカード合同会社(hpe.com
製品 ラインナップ
アクセスポイント AP-610/630/720/730/750 シリーズ
無線コントローラ 7000/7200シリーズ
ネットワーク管理 AirWave(オンプレ)、Aruba Central(クラウド)
認証基盤 Aruba ClearPass

無線LAN APのラインナップ

無線LAN APのラインナップ
7xxシリーズ 6xxシリーズ
製品名 AP-755-JP AP-735-JP AP-725-JP AP-635-JP AP-615-JP
型番 S1G83A S1G41A S4A21A R7J26A R7J48A
対応規格 Wi-Fi7 (IEEE802.11be) Wi-Fi6E (IEEE802.11ax)
ラジオタイプ Tri-radio (6GHz, 5GHz, 2.4GHz同時利用可能) Tri-radio Dual-radio
MIMOタイプ 6GHz:4×4:4 11.5Gbps
5GHz:4×4:4 5.8Gbps
2.4GHz:4×4:4 1.4Gbps
6GHz:2×2 5.8Gbps
5GHz:2×2 2.9Gbps
2.4GHz:2×2 688Mbps
6GHz:2×2:2 2.88Gbps
5GHz:2×2:2 1.44Gbps
2.4GHz:2×2:2 344Mbps
6GHz: 2×2:2 2.4Gbps
5GHz:2×2:2 1.2Gbps
2.4GHz:2×2:2 574Mbps
6GHz:2×2:2 2.4Gbps
5GHz:2×2:2 1.2Gbps
2.4GHz:2×2:2 574Mbps
内蔵アンテナ仕様 全方向性
ネットワークインターフェース 2×10GbE 2×5GbE 1×2.5GbE 2×2.5GbE 1×2.5GbE
給電規格 IEEE802.3 at/bt IEEE802.3 at/bt IEEE802.3 af/at IEEE802.3 at/bt IEEE802.3 af/at
最大電力
※USBデバイスを除く
DC: 35W
PoE: 40W
20.8W 17.1W DC: 20.7W
PoE: 23.8W
DC: 12.5W
PoE: 14.7W
動作温度 0°C~+50°C
外形寸法
W×H×D(mm)
※マウントブラケットなし
260×260×57 240×240×56 200×200×46 220×220×51 201×183×51
重量(g) 1530 1440 910 1300 720

技術情報:無線LAN導入支援サービス・その他 【技術情報①】 802.11シリーズとWi-Fi 7、Wi-Fi 6E

無線LANは日々その通信速度を速め、様々な通信規格が生れてきました。その規格を生み出しているのがIEEEという電気・情報分野の学術団体です。 無線LANの規格はIEEEが制定し、802.11シリーズとして制定されています。
また無線LANにはWi-Fiアライアンスという無線LAN製品の普及促進を図るための業界団体があります。 最近では、家電やゲームのメーカーも参加しています。業界団体なので規格を消費者に分かり易く伝える為、IEEE802.11axに『Wi-Fi 6』というネーミングをしています。
そして今の主流規格は802.11axに6GHz帯利用を拡張した「Wi-Fi 6E」です。通信速度が理論値9.6Gbpsとなっており、高速通信可能な無線LAN規格です。

2023年12月22日、総務省の新たな電波法施行規則により、Wi-Fi 7(802.11be)が日本でも解禁となりました。低遅延であり、理論的な最大通信速度が現在主流であるWi-Fi 6Eの約5倍の46Gbpsになり、各ネットワークベンダーから『Wi-Fi 7対応』の機器が出てきています。現在はちょうど移行期にあたります。
とは言えWi-Fi 6Eは2025年11月現在、まだまだ現役の規格です。Wi-Fi6EはWPA3前提なのでセキュリティ面もそん色がありません。Wi-Fi 7(802.11be)が圧倒的に優位であるのは、混雑に対する耐性です。なので、人員や端末の増加があまりない場合や、高密度なオフィス環境であるならば、急いでWi-Fi7への移行を計画しなくても良いように思います。もし今、自社の無線LAN環境がWi-Fi 4/5等である場合は、通信速度ばかりでなく、セキュリティ面からもWi-Fi 7/6Eへの移行を検討することをお勧めします。
IEEE802.11

技術情報:無線LAN導入支援サービス・その他 【技術情報②】 新しい暗号化プロトコル(WPA3)

通信内容が第三者によって盗聴されないよう、無線LANには暗号化技術が使われています。 そのひとつがWPA3です。 無線LANの暗号化規格はWEPから始まり、脆弱性が発見されるたびに次世代の技術へと移り変わってきました。そのひとつが2018年にWi-Fiアライアンスから発表されたWPA3で、法人用(WPA3-Enterprise)と個人用(WPA3-Personal)が構成されています。ただし、利用する端末のほうもWPA3対応の機器になっている必要があります。

ところで最新で強いWPA3ですが、既にWPA3-Personalにおいてはパスワード漏洩を試みるDragonblood という名前の脆弱性が発見されています。初期のころに発見された脆弱性で、既に各メーカーから修正パッチ対応が出ていますが、これでWPA3がこれからも安全になったとは必ずしも言えません。最新の暗号化技術だからと安心するのではなく、常に最新のセキュリティ状態が維持されるよう、定期的なメンテナンスが不可欠です。

暗号化方式の仕様
暗号方式 WEP WPA WPA2 WPA3
セキュリティ強度
暗号化 RC4 TKIP with RC4 AES-CCMP AES-CCMP
AES-GCMP
鍵長 64/128bit 128bit 128bit 128/256bit
認証 ・オープンシステム
・共通鍵
・PSK
・802.1x/EAP
・PSK
・802.1x/EAP
・SAE
・802.1x/EAP

技術情報:無線LAN導入支援サービス・その他 【技術情報③】 MIMOとは?

『MIMO』とは「Multi Input Multi Output」の略で「マイモ」と読みます。無線APが持つ複数のアンテナを使って通信スループットの向上を図る技術です。
有線LANに比べ無線LANが低速なのは、有線LANはLANケーブル内に「上り」と「下り」の線がある全二重通信であるのに対し、無線LANは同一周波数帯(チャネル)を「上り」「下り」を切り替えて使う半二重通信だからです。 加えてその周波数帯を接続するクライアントで通信時間を時間分割する為、スループットはその分小さくなります。
その対応策として無線APが持つ複数のアンテナを使って通信を行う『MIMO』が考案されました。『MIMO』は802.11n(Wi-Fi 4)で初めて実装されましたが、この時は『SU-MIMO』と言われ、通信状態を時間で切り出した場合、無線APとクライアントが1:1となるシングル・ユーザーが通信を許される仕様でした。
これが802.11ac Wave2(Wi-Fi 5)で同時ユーザーが通信可能なMU-MIMO(下り)となり、802.11.ax(Wi-Fi 6)でさらに拡張され、「上り」「下り」で利用できるようになりました。

無線LAN規格とMIMO
MIMO接続 上り 下り
802.11.ax (Wi-Fi 6E) MU-MIMO MU MU
802.11.ac Wave2 MU-MIMO(下り) SU MU
802.11n SU-MIMO SU SU

無線APとクライアントのアンテナ間の通信をストリームと呼びます。MIMOの表示で「MU-MIMO 4×4 4ss」とあれば、無線APに送信4機、受信4機があり4ストリームで通信できることを指しています。

技術情報:無線LAN導入支援サービス・その他 【技術情報④】 無線LANの周波数帯(2.4 / 5 / 6 GHzの違い)

無線LANの電波は、Wi-Fi6Eから6GHz帯が解禁されました。これで無線LAN規格は2.4GHz、5GHz、6GHzの3種類の周波数帯が使えるようになりました。
周波数帯 利点 欠点
2.4GHz: 低周波数帯
(約2.4〜2.5GHz)
電波が障害物を透過しやすく、長距離通信に向く 帯域が狭く混雑しやすい(電子レンジなど他機器の干渉も多い)
5GHz: 中高周波数帯
(約5.15〜5.85GHz)
干渉が少なく、チャネル幅を広く取れるため高速通信可能 電波減衰が大きく、壁などで届きにくい
屋内使用に制限がある。
6GHz: 高周波数帯
(約5.925〜7.125GHz)
ほぼ未使用帯域で混雑が少なく、高速・安定通信が可能 屋外利用や距離が制限されることが多い(法規制あり)

現在の主流になっているWi-Fi 7/6Eでは、これら3種類の周波数を利用できます。これらの特性を踏まえて最適な周波数を選択する環境設計が必要になります。

【2.4GHz帯の特徴】

  • 2.4GHz帯は、屋内・屋外の利用が可能な周波数帯で、他の周波数帯に比べて壁や障害物の影響を受け難い特徴があります。反面、無線LAN以外にも利用されている為、思わぬところで電波干渉を起こして通信速度が低下することがあります。 例えば、電子レンジやコードレス電話等の家電製品、パソコン等に搭載されているBluetoothも2.4GHz帯を利用しています。

【5GHz帯の特徴】

  • Web会議やクラウド利用が増えた現在の企業で、メイン周波数帯となっているのが5GHz帯です。
  • 2.4GHz帯に比べて障害物にはやや弱く、DFSチャネル利用時には一部制約が発生する場合もありますが、電波干渉が少なく、安定した通信が期待できます。
  • ただし、5GHz帯は基本的に屋外利用が電波法で禁止されています。利用用途に合った選択が必要です。

【6GHz帯の特徴】

  • Wi-Fi 6Eの誕生によって解禁されたのが6GHz帯です。後発で新しく開放された周波数帯なだけあって、通信の遅い端末は存在せず、干渉リスクが低いことが期待されます。DFS(Dynamic Frequency Selection(動的周波数選択))のように気象・航空レーダにも被らないことから、より快適な通信環境が得られます。 半面、周波数が高いため、電波遮蔽物の影響を受けやすくなってしまいます。

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"ここは、言わば規制特区を意味する「SandBox(砂場)」です。組織や所属を超えて自由にアイデアをぶつけ合い発想を形にする、という狙いがあります。このようなオープンでフリーな空間ですから、無線LAN以外の選択肢はありませんでしたね"