TIBCO EBX® Software
ソリューション概要
さまざまなシステムで個別にマスターを管理していると、同一顧客のデータが連携されず、業務効率や顧客満足度の低下を招く一因になりかねません。「TIBCO EBX® Software」は、企業内で分散してしまっているマスターデータの一元管理を実現し、企業のこうした課題を解決するMDMツールです。導入のハードルが高いと言われるMDMですが、「TIBCO EBX® Software」は必要な機能をワンセットで提供、短期・低コストでのスモールスタートからその後のステップアップ・維持管理を支援します。
下記のご要望の方におすすめの
製品・ソリューションです
- 複数のシステムでマスターデータを別々に管理していて不便に感じている
- 企業を合併するにあたり、各社のデータを統合したい
- マスターデータの書き換えによるトラブルが発生している
- 他のMDM(マスターデータ管理)製品を導入しているが、費用・コストを抑えたい
- 社内にシステムが乱立していて、システムを適切に管理できていない
導入を検討中の方が抱えている主な課題
日本の企業で使われているシステムの多くは、システムごとに開発ベンダーが異なります(顧客管理システム:A社、在庫管理システム:B社、営業管理システム:C社など)。それぞれのシステムでは「マスター」と呼ばれるデータベースで個別にデータを管理しており、各々がシステム内で完結しています。 このような構成では、例えばA社システムでの「顧客ID」と、B社システムでの「カスタマーID」が異なり、システム間の連携ができません。
- 複数のシステムを連携したいが、それぞれのシステムで項目名が異なる
- データを分析したいが、どのシステムにどのようなデータがあるのか分からない
- 各システムでデータを集計しても重複や不完全なデータがある
- 同じ顧客をシステムごとに管理しているため、複数の担当者が個別に対応している
- 企業合併時のシステム統合が難しい
- 誰でもマスターデータを更新できてしまい、データの管理体制に不安がある
TIBCO EBX® Softwareを導入する3つのメリット
TIBCO EBX® Softwareは、上記の課題を解決するために開発されたMDMツールです。MDMとは「Master Data Management:マスターデータ管理」の略で、企業が保有するデータのうち、さまざまなデータベースで共通となるマスターデータの管理を指し、それを実現する製品がMDMツールです。
TIBCO EBX® Softwareを導入することで、次のようなメリットがあります。
メリット1:マスターデータを一元管理できる
TIBCO EBX® Softwareは、複数のシステムで使われる「マスターデータ」を一元管理します。他の関連システムはTIBCO EBX® Softwareからデータを取り出すことで、マスターデータの一貫性を担保できます。
メリット2:トランザクションデータも扱える
TIBCO EBX® Softwareでは、マスターデータを管理するだけでなく、トランザクションデータも扱えるため、システム全体で「データハブ」の役割を担います。
メリット3:企業の合併などにもスムーズに対応できる
企業の合併時、各社のデータ統合が課題となります。使用しているシステムが異なると、データ項目も異なるためです。TIBCO EBX® Softwareではデータの集中管理をすることで、効果的なデータガバナンスを実現することができます。
TIBCO EBX® Softwareの特徴
日本国内ではMDM製品の導入事例が少ないのが実情です。TIBCO社は世界市場における指折りのMDMベンダーであり、TIBCO EBX® Softwareは短期間でMDM製品の市場シェアの上位に位置づけられました。そんなTIBCO EBX® Softwareの特徴を紹介します。
MDMにおけるゴールデンレコードとは
企業においてはデータの一貫性を担保し続けることが重要で、そのための正確かつ最新で唯一のデータは「ゴールデンレコード」とも呼ばれます。TIBCO EBX® Softwareでは、ゴールデンレコードを適切に管理するために、データの登録、変更などを行う際には作業者以外の管理者の承認を必要とするように設定できます。
MDMにデータを移行するために
既存のシステムが存在しない場合、最初に導入したMDM製品のマスターデータを他のシステムが使えるように開発することが理想です。しかし、多くの企業ではすでに複数のシステムが稼働しているため、まずはMDM製品にマスターデータやトランザクションデータを登録しなければなりません。
そこで、一般的にはETL製品を使って他の製品のデータを集信、加工、配信してMDMに取り込みます。併せて、新たに開発するシステムでは、このMDMからデータを取り出します。
現行の基幹システムをマイグレーションして新基幹システムの構築を繰り返すと、最終的に現行の基幹システムは不要になります。すべてのシステムの変更が完了すると、データの源泉はすべてMDMに依存するシステム構成になり、データの一貫性を確保できるとともに、再利用できます。
MDM運用のポイント
上記のようにマスターデータを管理できる理想的なシステムですが、導入だけでなく運用も重要です。新しいシステムを導入する際にはMDMと接続し、必要なデータはMDMの中で確保するという運用を継続する必要があります。
このため、MDMの基盤を実現するための絶対条件として、「お客様が自社のシステムをご自身で運用していただくこと」が挙げられます。既存のシステムの改修や、データの一貫性を担保するためにデータの構成を理解いただくことも必要です。
このため、システム部門が存在するような、比較的大規模な企業に向いていると言えます。
当社からTIBCO EBX® Softwareを導入するメリット
MDM製品の導入を支援できるベンダーは多くありません。導入のコンサルティングだけを担当する企業と比較して、ジャパンシステムからTIBCO EBX® Softwareを導入するメリットを紹介します。
ジョブ管理やデータベースに対する知識量
当社は、ソフトウェアの受託開発を中心とする企業です。MDM製品の導入だけでなく、それと関係するシステムの開発を得意としています。
MDM製品と外部のシステムを連携させるには、ETLだけでなくジョブ管理やデータベースの扱いなども考慮しなければなりません。ソフトウェア開発を本業とする当社は、周辺システムの活用やサポートといった価値を提供することができます。
MDM導入にあたり考慮すべき周辺領域の一例
TIBCO EBX® Softwareはマスターデータ管理において、多様な機能や動作の安定性を評価いただいております。当社はTIBCO EBX® Softwareについての経験や知識をもとに、周辺環境の構築と合わせて、より完成度の高いシステムをお客様にご提供してまいります。
※TIBCO、SpotfireおよびTIBCOのロゴは、TIBCO Software Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
当社は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社と提携しTIBCO製品のご提案・ご提供しております。
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