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オープンデータからの知見13 東日本大震災の復興状況 建築着工編

データを活用するためのソフトウェアの発展と、データを処理するハードウェアの低価格化が、より大量のデータ分析やより高度な可視化を可能にしています。組織においてはデータからいかに知見を得て活用するかということが課題になっているのではないでしょうか。当社でもビジネスインテリジェンスソリューションとして、いかにしてお客様が持つデータを有用な知見に変えるかということに日々取り組んでおります。本コラムでは誰もが利用できるオープンデータの可視化から、どのような知見が得られるかを試していきたいと思います。

さて、今週末の3月11日に2011年に起きた東日本大震災から7年を迎えます。そこで今回は国土交通省による公開データの建築着工統計調査から東日本大震災の復興状況の可視化にチャレンジしたいと思います。

震源から近かった東北3県(岩手、宮城、福島県)における、震災後2012年から今日現在で最新である2016年までの「居住用建築物着工床面積」の年次累計値をコロプレスマップのアニメーションで可視化しました。

一口メモ
コロプレスマップ
階級区分図や区画別段彩図とも言われています。統計地図の1つで,統計区ごとの統計量を段階的な色彩で表現します。

2012-2016年 居住用建築物着工床面積

residence.gif

沿岸部に集中して着工しているのが可視化されたました、津波の被害地域の復興のための建築と考えて良いのではないでしょうか
「農林水産業用建築物」の着工床面積も見てみましょう

farm.gif

「農林水産業用建築」についても沿岸部に集中して着工しているよう様子が確認できるのではないでしょうか。
1日も早い復興を祈るばかりです。

別の地域も見て見ましょう。国土交通省の建築着工統計調査にはいろいろなデータがありました。 以下の表は同じ時期(2012年から2016年)のある用途の着工床面積合計の上位10を表しています。建築物の用途を考えてみましょう、ヒントは「SUBARU」「TOYOTA」です。

都道府県 市区町村 建設着工床面積(千㎡)
群馬県 太田市 378
愛知県 豊田市 373
石川県 白山市 322
栃木県 下都賀郡壬生町 301
兵庫県 姫路市 273
静岡県 浜松市北区 269
福島県 いわき市 260
東京都 八王子市 252
三重県 四日市市 252
兵庫県 神戸市西区 242


答えは「製造業用建築物」です。1位の群馬県太田市は「SUBARU」(旧 富士重工)、2位の愛知県豊田市は「TOYOTA」「トヨタ自動車」の企業城下町ですよね。東日本大震災によるサプライチェーンの寸断や、2011年から数年続いた1ドル80円という円高などもあり、製造業にも辛い時期だったのですが、製造業建築物も着実に着工している状況が確認できたのではないでしょうか
ちなみに2012年から2016年に着工された製造業建築物の総床面積は46キロ平米でなんと千代田区4個分に相当するんですよ。

今回は建築着工に関するオープンデータから東日本大震災の復興状況が可視化できるかにチャレンジしてみました。なにか新しい発見はありましたでしょうか

おまけ
当社の募金箱も11代目となりました。自動販売機の前に置いてあるのでお釣りを入れたくなることがあります。(たまにお札が入っていたりします)
東日本大震災義援金では2代目から9代目が活躍しました。
bokin.JPG本文書記載の図は出典元WEBサイトで公開されているデータをジャパンシステム株式会社が編集加工したものです。

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